毒親育ちのしあわせあつめ

こころの鎖を解き放つブログ

記憶さがし 八つ目 

【家がなくなった日のこと】

 

"癒しの力もち"ねこむすめのみっちゃまでございます(ФωФ)

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

先日、脳梗塞で入院しリハビリを続けていた母親の

退院がようやく決まり、もとの特養へ戻ることになり

ほっと一安心・・・ 

 

 

 

現在住んでいる我が家は、築30年以上

ワタシが小学校6年生のときに建て直された家

 

 

ぼんやりと覚えているのは見知らぬ男のひとが

家にやってきて、酔った父親と家を

建て直すような相談をしていたこと

 

 

母や姉も、家を建て直したら~~などと

会話もしていた

ワタシにもじぶんのものを整理しなさいと

言われた気もする

 

 

 

そんな或る日

 

 

小学校から帰ったワタシの目に映ったのは

 

 

柱しか残っていないような家の姿・・・

 

 

そのときのワタシはきっと...... ( ˙-˙ ) こんなだw

 

 

呆然としているワタシに

父が声をかけてきたことは覚えている

 

 

 

当時、父はすでに病気のため働いていなかった

 

 

父から「じぶんの部屋が出来るぞ」

 

 

そう言われたような気がする

 

 

わたしの中をめぐったのは

 

 

ねこたちはどうしたんだろう?

それだけだった・・・

 

 

ねこたちは無事だった^^

 

 

それ以外は、じぶんの大事にしていた

なにもかもが無くなっていた

 

 

こどものワタシになにひとつ知らされなくても

しかたのないこと

 

 

そんなふうにじぶんを納得させた

 

 

母が帰宅するまで

どんなふうに過ごしたのか、、、

 

 

しごとから帰宅した母に

なにかを訴えた気がするけれど

 

 

返ってきたことばは

「お母さんだって知らなかったんだから・・・」

 

 

そこからの記憶はない

 

 

薄暗い裸電球の下で夕飯を食べていたと

姉から聞いた

 

 

その日、どこで寝たのかすら覚えてないじぶんって、、、 

 

 

 

家が建つまでの数ヶ月、同じ敷地内に

プレハブ小屋を建てそこで暮らした

 

 

冬の寒い季節だった

 

 

父と祖母が誰にも相談せずに建て直したこの家

 

 

父が逝き、祖母が逝き

 

 

母は住みにくい家だと、よく文句を言っていた

 

 

内心、んなこたーしらねぇよ・・・と思いつつ

黙って聴いてはいたけれど

 

 

 

「こんな家」と文句を言い続けながら

母が戻りたいと望んでいるこの家

 

 

今、暮らしているのは・・・

 

 

あの日、なにが起きたのかわからなかった

じぶんだけ

 

 

これも、皮肉な話かもしれない

 

 

 

 

今現在、あちらこちらと

ガタガタしてはいるけれど

 

 

おねこさまといっしょならそれで良し^^