聴き屋のつぶろぐ

~個性を味方に・じぶんと仲なおりしてもっとじぶんを好きになる~

毒親ばなれ後記

夜になるとだいぶ涼しくなり

我が家の森のようになった裏庭からは

虫の音が大音量で聴こえてくる

 

季節は必ず移り変わっていくことを

しみじみと実感の今日このごろ

 

 

今から一ヶ月半ほど前のこと

 

 

酷暑真っ盛りの或る日

 

 

母親をお願いしている特養の方から

携帯に留守電にメッセージ

 

面会に来たら、書類のことで

事務所へお立ち寄りくださいと・・・

 

 

面会は最低限に抑えている

しばらく行くつもりはなかったが

時間を作り、顔を出すことにする

 

あっさりと用事を済ませ

ここまで来たなら、顔を見て帰るか。。。と

姉とふたり、母親の部屋を覗く

 

 

目に飛び込んできたのは、腕を振り回し

 

ビシッバシッとだれかを殴る母親の寝姿

 

その満足気な顔は

 

 

叱られるときはもちろん

 

それ以外のときも

 

ただ、なにかを言われるとき

ただ、なにかを渡されるとき

 

 

幼い頃、いや大人になってからも・・・

 

 

慣れ親しんだ、母親の表情だった

 

 

その表情で殴られた記憶はない

実際に殴られるときは、もっと恐ろしかった

 

 

 

だれを殴ってるんだ???

わたし???姉???

 

 

あぁぁぁぁぁ

そうそう

この顔...この顔...

 

 

すると、勢いあまって

じぶんの頭をガツッ!!!と一撃

 

 

痛っ......。

 

 

その痛さを知っているわたしと姉は

一瞬凍りつきながらも、思わず笑いそうになる

 

 

いかん......

このまま目を覚ましたらキケンだ......

 

と、笑いを堪えながら黙って部屋を後に

 

 

もう、殴られることはない

 

こころを殴られることもない

 

 

笑って母親の元を後にする

そんな日が来るとは思ってもみなかった

2年前

 

 

握り締めていた、ほんの僅かな罪悪感が

そっと溶けていったのでした

 

 

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