ツバメの巣立ち
ガレージで毎年ツバメが子育てにくる
その巣立ちを見守るのがたのしい季節
今年は一組が巣立った翌日
新たに巣を作った
毎年、カラスに襲われる
孵らぬうちに巣を落とされたり
巣立ち間近に襲われたり
無事に巣立つことが出来ないことも多い
じぶんより何倍も大きなカラダを持つ
相手から全力でこどもを守る
それでも・・・
つい先ほどまで、エサを運ぶと
鳴いていた雛が居なくなる
それを哀しみにくれるでもなく
何かを悟ったかのうように
再び、巣を作り
卵を産み
雛が孵れば、巣立ちまでエサを運ぶ
遅れて孵った雛が巣立ち
いっしょに飛び立てるその時まで
本能といえば
ただそれだけ
時に、にんげんは愛情というものに縛られる
けれど、愛情なんて考える必要なくて
ただ懸命にその命をつなぐ
それを愛情と呼びたいだけなのかもしれない