奇跡が起きやすくなるために出来ること

緊急事態宣言が解除された数日後

大好きなアーティストのコンサートへ

行った日のこと

午前中からどんよりとした空

そわそわとしながら早めに支度を終える

駅に向かうには早い

スマホを眺めながら

ぼんやりとちょうど良い時間が来るのを待つ

そろそろ出ようかというとき

突然大雨が降りだす

雷も鳴り出した

・・・

マジかーーーーーーー

雨が止むのを待つ余裕はない

この日は新幹線を使っての遠征

予約の新幹線に間に合わなくなる

家から駅までは車で5分ちょい

駐車場から駅までは１分

その１分でぐっしょりと濡れるのは

まちがいない

いつもなら早めでもいいやと

落ち着かずに家を出ていても

おかしくはなかった・・・

もっと早く出ていれば・・・

なんて思っても雨は止まない

とにかく駅に向かう

ワイパーも追いつかない大雨

慎重に慎重に無心で車を走らせる

信号待ちをしながら、ふと

駐車場に着いた瞬間

この大雨が止んだりしたら

おもしろいかもなんて考える

あともう少し

ここを曲がればというところで

空が明るくなり始めた

まじ？？？

駐車場に車を停車

すると・・・

びっくりするほどの晴天

「たのしんでおいで」

そんなことばが

聴こえてきたような気がした瞬間

雨が降る

お日様が出ている

風が吹き抜けていく

朝が来る

夜が更けていく

起きている現象はただひとつ

そこに良いも悪いもなにもない

雨がうれしい時もある

風が苦しい時もある

日差しに困る時も

いやだな・・・

そう思うことに出会ったとき

いやだな・・・を

こうなったらたのしいに変換し続ける

そうすると奇跡が起きやすくなるのかも

なんてことを感じたできごと