毒親育ちのしあわせあつめ

こころの鎖を解き放つブログ

こうゆうときだけ・・・

今日は父親の命日

久しぶりのお墓参り

 

30年前

 

バイトから帰ると祖母から

父親が病院に搬送されたと聞かされた

 

喉頭がんを患い8年程経過していた父親

呼吸が出来るようにと

気管切開を医師から勧められた

それをしたからといって

快方に向かう保証はないという説明のもと

 

結局

意識があるのかないのか

わからない状態となり

必ずだれかが付き添っているようにと

母親、姉、じぶん

交代で病院と家の往復1カ月

 

セオリーどおりに

なんでこんなことにと

言い残して帰る

盆、正月以外に顔を見せることのない親戚

 

その日病院から帰ってみれば

祖母を囲み父親の葬儀の相談をしていた

 

父の葬儀は

それから何日後のことだったかは

覚えていない

 

通夜も葬式も自宅

通夜の席に並ぶ

父親に会ったこともない

親戚のそのまた親戚

 

手伝いに来ているご近所さんの前で

親しげにわたしの名を呼ぶ叔父

 

こうゆうときだけ・・・

 

不快な相手にも

卒なく卒なく

ホンネと建前

そんな小芝居に付き合える

社会性を持ち合わせていないわたし

 

卒なく

建前

こころの中ではばーーーかと舌を出し

大人な対応

 

大人な対応に気分良くして

こうゆうときだけ・・・の小芝居を

何度でも上演

 

大人な対応って...一体

 

通夜の夜

こうゆうときだけ・・・に

悔し涙を流したわたし

 

30年経ってもわからんまま

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